東京安全鴉

素晴らしき日々

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 ブログの名前を変えたんです名前。たいして見られてないのはわかっていますが変えてみたのです。こんなもの見てるくらいなら働いた方がマシですよ、時間の有効活用ですよ、消化試合の人生で時間をどぶに捨てる位しかやることない人が見るんですよこんなもん。ならここはどぶなんでしょう、そうでしょう、そうしよう。アァ、それにしてもなんて「です」の多い文章だろう!

 それにしても働きたくない動きたくない人のために何かしたいなんて気持ち悪い、美少女のヒモになりたい、できることなら働きたくない、無職万歳、僕はまだ学生なので無職になる資格すらないのでしょうか、学生万歳、わはは。

 あえて言うのですけれど、世の中というのは本当に腐っている。政治が悪いとか不況が悪いとか大人ってずるいよきたないよとか、そんな目が座った明確な意思をもった少年みたいなことを遠回しに言うつもりではなくて、実際に率直に有り体に現実的に見たままを言って、世の中は確実に腐敗しているのですよ。

 そもそも明確な意思なんてあったらこんな電脳のごみ溜めに文なんて書き散らしてません、そんな暇ありません、そういった学生はきっと多忙です。学生は皆忙しいのです。僕だって例に漏れず忙しいのです。嗚呼、忙しい、忙しい、やりたいことなんて何一つできない。そもそもやりたいことなんてあったかしらん。夢だなんてあったかしらん。いやいや夢はありますよ、楽して儲けることです。

 たとえばわたくしは本日ファミレスと呼ばれる飲食店に行ったのだけれど、本来清潔であるべきはずの飲食店でさえ、実にたまげたものでした。

 テーブルが腐敗しているソファーが腐敗している壁が腐敗している天井が腐敗している、もちろん、出てきた料理も腐敗して厭な臭気が立ちこめている。ああなんてことだろうか日本の腐敗の現状はここまで進行していたのかっ。いまこそ僕が立ち上がって国を変えるのだ!なんて大層なこと全く思いませんよ、そんなこと青春の二文字が好きな学生や、夢も、希望も、なんでもかんでも有り余らせているちびっこに任せるべきなのです。

 それにしてもウェイトレスも腐敗していやがる、にこりと笑った笑顔も腐敗していやがる、そして笑って緑色に腐敗しきった顔面がむずむずっと動くと、白い眼球がポロリとこぼれて、ああ落ちる落ちる、と思いきや、危機一髪、視神経でかろうじてつながり頬の下にダラリとたれる、と思いきや、それもつかの間、視神経も腐敗しているものだからソレはブツリと切れて、やはり床に落ちてしまった眼球は床にべちゃりと張り付いてしまう。誰も拭き取らない。そもそも気にもとめていない。腐敗しているからしかたないのか。嗚呼。なんてひどいありさま。

 そしてウェイトレスは、「おきまりですかー?」なんて訊いてくる。それどころじゃないです。あなたおかしいです。気がついてください。という思いを僕は、表情、態度、ボディランゲージ、をさんざんに駆使して表現したにもかかわらず、ちっとも伝わってくれないので、僕はあきらめてレモンティーを注文した。 もちろん店がそんな有様なのだから、客だって当然腐敗している。

 向かい合って笑うカップルが腐敗している、上司の愚痴で盛り上がるサラリーマンが腐敗している、親が腐敗している、子供が腐敗している、僕が腐敗している、出てきたレモンティからは異臭がする、何もかも腐敗している、勇気も正義も愛情も、少し洒落た恋の言葉も、胸が痛くなる小さな夏の思い出も、すべて腐敗している。これじゃあ、こんな有様じゃあ、あまりに滑稽で、わたくし、とてもやり切れませぬよ。という僕の思いも、ここでは腐敗している。もう何もかも退廃、倦怠によって埋め尽くされているのだ。退廃の美なんていうけどきっとソレはここの事ではないんだろう。

 僕は勇気をふりしぼり、声に出して「君たちみんな腐敗しているよ!」と言ったら、僕の声帯も腐敗していたせいか、グチュグチュ音がするだけでまるで言葉にならない。

 そしてそんな僕に、みんなはゲラゲラと腐敗した笑いをし、いっそう腐敗の度合いを増してゆくのだった。

 

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