東京安全鴉

サーカス

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あるところに男と女がいました。名前は知りません、僕は頭が悪いので覚えてないのです、ごめんなさい。

で、男は女に求婚します。女は喜びます、しかし家が貧しいので金持ちの人間に求婚されて、否応なくそれを受けます。男は絶望しますが、女の事情を知っているので強く言えません。男はどんどん卑屈になります。それから数年たって、女は男の事を未だに忘れることができませんでした。男は、というと、毎日酒を飲み、賭博に精を出し、で女の事なんてすっかり忘れていました。男は街の人間からは白痴と呼ばれてました。神のいたずらで、白痴と女は出会います。男は、なんと嬉しいことに自分を取り戻しまたもや女に求婚します、女は涙何てながしながら喜びます、よかったね、ハレルヤ!って感じですけど結婚した金持ちはたまったものではない。どうにかして男を殺そうとします。二人で誰もいない教会に逃げ込みました。そこで心中しようとします。女は死にましたが男は生きてしまいました。追ってから逃げ切り、名前も変え、知らない街で男は別人として生活していました。やがて、結婚して子供ができて、男は幸福になりました。女のことは忘れていました。でもそれでいいと思うのです。男は幸福なんですから。幸福万歳!めでたしめでたし.